組込みシステムのさらなる高機能化、高性能化の要求を実現するためにマルチコアの導入が進んでいますが、複雑なマルチコア環境でソフトウェア性能を最適化することは非常に難易度が高いです。以下が主な原因とされています。
・コア間の干渉や共有リソースの競合
・予測が困難なハードウェア仕様、想定外のハードウェア動作 など・・・
リアルタイム性が求められる組込みシステムにおいては、最悪実行時間(WCET:Worst-case execution time)の解析は重要です。しかし、上記の影響によりマルチコア環境での正確なWCETの算出は、大変困難になっています。
これらの課題を解決するため、イーソルトリニティはソフトウェア検証ソリューションを提供しています。ソフトウェア検証ツール「RVS(Rapita Verification Suite)」とエンジニアリングサービスにより、ソフトウェア単体テストからシステムテストまでサポートし、検証作業の効率化と品質向上を支援いたします。
RVSにより、WCET解析の測定や複雑なマルチコア解析の効率化が可能となり、ソフトウエアの性能解析の容易な実現と、より品質の高いソフトウェア開発の実現をできます。
ソフトウェア検証ソリューション
「RVS(Rapita Verification Suite)」は、英国Rapita Systems社が開発した信頼性の高いソフトウェア検証ツールです。従来では困難とされたマルチコアターゲットでのシステム開発において高精度かつ高速な解析機能を提供することが可能です。
RVSのWebページより、リーフレットなどの各種資料のダウンロードや関連動画をご視聴いただけます。また、イーソルトリニティが講演とデモ展示で参加した「第7回 自動車機能安全カンファレンス」の講演資料のDLのご案内もしています。ぜひご覧ください。
また、ソフトウェア検証ソリューションについて、さらに詳しい説明が聞きたい、デモを見たい、などのご要望がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
マーケティング室 四童子