組込みシステムの進化は目覚ましく、最新のSoCが採用され、Linuxや高機能なリアルタイムOS (Real-Time Operating System, RTOS)がますます使用されています。OSレスでは開発が難しい状況が増大する一方で、デバイス制御にはマイコンが使用され、OSレスでシステムが構築されるケースが依然として多くなっています。その理由として高速応答性やメモリ制約、コストダウンなどが挙げられます。
マイコンへの機能要求、DX化で必要とされるリアルタイムOSとは
しかし、現在マイコンにおいてもこれまでのデバイス制御に加え、上位のLinuxとの通信や他の機器とのインターフェース等の機能要求に応えるため、リアルタイムOSを搭載する必要性が増しています。またDX化におけるネットワーク対応、高機能化への要求に際し、リアルタイムOSの導入は不可欠なものとなっています。
ただ、OSレス環境やLinuxなどの汎用OSなどでの開発に携わってきたエンジニアの方の中には、リアルタイムOSへの移行を検討しながらも何から進めていけばよいか課題を持たれている方も少なくありません。
そもそもリアルタイムOSには一体どのような機能があり、導入にあたってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
リアルタイムOSについて基礎の基礎から詳しく解説
11/30(木)14:00開催 無料ウェビナー
「今さら聞けないリアルタイムOS入門 ~リアルタイムOSの基礎知識や導入のメリットについて詳しく解説~」
本ウェビナーでは、これまでリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を経験したことのない開発者や、汎用OSの開発に従事している方々を対象に、リアルタイムOSについて基本から詳しく解説いたします。具体的には、リアルタイムOSがどのような特性を有し、どのような機能を提供しているのか、そしてその利点や欠点は何かについて理解を深めます。
また、イーソルで提供しているリアルタイムOSのベースになっている、オープンソースの国産リアルタイムOSであるT-Kernel (トロンフォーラムで開発されたリアルタイムOS、μITRONを継承)の概要についてもご紹介します。
マーケティングコミュニケーション部 M .K