ロボットの市場は大きく産業用ロボットとサービスロボットに二分されます。
2021年時点では、世界中の工場で約300万台の産業用ロボットが稼働しており、その出荷台数は2022年以降も年々増加すると予想されています。(*1)
また、サービスロボットについてもCOVID-19の影響を受け2020年の世界の業務用サービスロボットの売上高が前年比32%増の約1.22兆円となっており(*2)、医療・物流・宅配などの分野で今後も需要が高まることが予測されます。
市場の拡大と共に増大するシステムへの要求に伴うソフトウェア開発や研究の複雑化・規模増大に対応するため、共通機能を再利用できるように標準化し、使いやすく提供するためのオープンソースソフトウェアとして生まれたのが、Robot Operating System、通称ROSです。
イーソルは、ROS/ROS 2対応のスケーラブルな組込みプラットフォームや、豊富な知見を活かしたエンジニアリングサービスでROS/ROS 2適用と商用化を支援しています。
ROS/ROS 2に対応したスケーラブルな組込みプラットフォーム「ROS on eMCOS」
ROS/ROS 2に対応したスケラーブルな組込みプラットフォームを活用し、効率的な自立制御ロボットや自動運転システム開発を実現します。
【ROS on eMCOSの特長】
- シングルコアからマルチ・メニーコアまで多様な組込みプロセッサに対応
- ROS/ROS 2のビルドシステムを変更することなく、豊富なソフトウェア資産を
組込みプロセッサで利用可能 - amcl, move_baseなどROS/ROS 2の実績のあるパッケージに対応
- 軽量なリアルタイムスレッドなど、リアルタイムOS固有の機能を提供
- AUTOSAR Classic Platform/AUTOSAR Adaptive PlatformをサポートするeMCOSと、
ROS/ROS 2との組み合わせで自動運転システム開発に最適なプラットフォームを提供
ROS/ROS 2を利用した研究開発や製品開発を支援するエンジニアリングサービス
豊富な経験と知見を活かしたエンジニアリングサービスにより、車載機器やモビリティ機器、製造装置など幅広い分野へのロボット技術の応用を支援しています。
【ROS/ROS 2に関するエンジニアリングサービス例 】
- ROS/ROS 2アプリケーション開発
- ROS/ROS 2と既存システムの統合(インテグレーション)
- ロボット制御用デバイスドライバ開発
- 市販ロボットを使ったSLAM等の試作開発
- 組込み用ROSの研究開発
- ROS/ROS 2などOSSを用いた開発プロセスのコンサルティング
さらに詳しく知りたい方へ
イーソルのROS/ROS 2に関するソリューションは以下Webページよりご覧いただけます。
また、昨年開催されたROSCon JP 2021内でのカンファレンスにて、防衛装備庁と共同で講演を行った講演資料も以下よりダウンロードいただけます。
ROS/ROS 2の活用はもちろん、他にもロボットシステムの開発でお困りの際は、ぜひイーソルまでお問い合わせください。
*出典 1.
IFR presents World Robotics 2021 reports
https://ifr.org/ifr-press-releases/news/robot-sales-rise-again
*出典 2.
サービスロボット調査結果:世界の業務用サービスロボットの売上高が32%増加
https://www.jara.jp/various/ifr/pressrelease/pr20201112/index.html
マーケティング室 S.A