こんにちは、イーソル エンジニアリング本部 アプリケーション開発部のH.Hです。
イーソルは組込みソフトウェアの開発に携わることが多い一方で、エンジニアリングサービス(受託開発)においてはアプリケーションやミドルウェアなど上位レイヤのソフトウェア開発にも力を入れています。
今回は、自分が担当するモバイルアプリケーション領域に関連して、Androidアプリのストア公開作業に初挑戦して得た気付きなどをご紹介します。
モバイルアプリケーションの開発実績
これまでの実績としては、下記のアプリケーション開発に携わらせていただき、実際に公開されているものもあります。
- デジタルカメラ制御用Android/iOSアプリケーション
- 工事現場向けデータ収集/閲覧用iPad/Apple Watchアプリケーション(AWS含む)
- 電子決済用Android/iOSアプリケーション
※開発実績の詳細についてはこちらをご覧ください。
このように様々な開発に携わってきた中で、あるとき気づいたのが、「”アプリを公開する”という手順を踏んだ経験がない」ということでした。
我々はあくまでもお客様の製品としてのモバイルアプリ開発に関わらせていただいており、アプリが仕様通りに動くことをゴールとしています。
しかし、作ったアプリをエンドユーザー様の元へ届けるには、Androidアプリであれば"Google Play ストア"、iOSアプリであれば"App Store"に公開する必要があります。
今までイーソル製のアプリを開発したことがなかったため、この公開手順に触れる機会がなかったのです。
アプリのストア公開にチャレンジ
そこで得られた気づきを少し紹介させていただきます。
アプリの公開には、Google Play Developer Consoleを使用します。
しかし、このツールの操作には多くの項目があり、以下などの点から初心者には複雑に感じることがあります。
・多岐にわたる設定項目の理解と正確な入力
・アプリの説明文、スクリーンショットの準備
・プライバシーポリシーの用意
これらを乗り越えるにはGoogle Playの公式ガイドラインを参考にし、各設定項目を正確に理解する必要がありました。
その中でも特にプライバシーポリシーの用意については、”そもそもプライバシーポリシーとは?” というところから始まり、社内のカバナンス部署にもレクチャをしてもらいつつ進めました。
なお、プライバシーポリシーは本文を作成するだけではなく、表示するWebページも用意が必要なことに注意です。
ようやくアプリ公開の申請を出しても、Google Playのアプリ審査によってリジェクト(却下)されることもあります。その場合は迅速に問題箇所を修正し、再申請を行う必要があります。
アプリ公開後もGoogle Play Supportから定期的な審査があり、そこで問題が見つかった場合は追加での対応が必要です。
対応が遅れるとGoogle Play Storeから削除される可能性があるため、アプリ公開後もGoogle Play Supportからの連絡はこまめに確認し、アップデートしていくことになります。
駆け足となりましたが、Androidアプリの公開手順における気付きをご紹介しました。次はiOSアプリの公開を試してみる予定です。
最後に
ストア公開という点では今回初の試みとなりましたが、冒頭でもご紹介した通り、モバイルアプリケーションの開発自体はAndroid/iOS共に、カメラ連携・電子決済・在庫管理などをはじめとした様々な分野で豊富な開発実績があります。
対応領域としては、画面デザイン、要件定義から保守まで幅広く対応可能です。
お客様のご要望に対し柔軟なご提案が可能ですので、モバイルアプリケーション開発をご検討の場合はぜひお気軽にイーソルにご相談ください。
アプリケーション開発部 H .H