近年、産業分野においては、製造現場における各機器の自動化や高度化などでIoTの活用が進み、あらゆる機器をネットワークに接続して効率的なものづくりを目指す「スマート工場」の実現が求められる中で、サイバーセキュリティ対応が重視されています。
サイバーセキュリティ対応はメーカーでの自己対応のみではなく法規対応も必須になり、産業分野であればIEC 62443など、業種ごとにも様々な規格が生まれています。
サイバーセキュリティとIEC 62443
改めてサイバーセキュリティとは、サイバー攻撃からサイバー空間の利用を保護または防御することであり、その目的としては以下が挙げられます。
- システムの完全性を維持する
- 情報への不正アクセスを防止する
- 情報の破壊および崩壊を防止する
- 情報とシステムの可用性を維持する
そして産業分野においては、工場やインフラの中で制御用に利用される産業用オートメーションおよび制御製品をサイバー攻撃から保護することが重要になってきます。
IEC 62443は、そういったサイバー攻撃の対策として発行された、産業用オートメーション及び制御機器及び開発プロセスを対象とした規格です。
7/4開催ウェビナー:「産業向けサイバーセキュリティ入門」
イーソルは、7/4(木)にウェビナー「産業向けサイバーセキュリティ入門 ~産業分野のセキュリティリスクやIEC 62443等の規格概要を解説~」を開催します。
本ウェビナーでは、産業分野におけるサイバーセキュリティの基礎知識について、SGS-TUEVの認定資格であるCICSP(Certified Industrial Cyber Security Professional)*1 資格者より、以下などについてわかりやすく解説します。
- サイバーセキュリティとは
- 産業分野におけるセキュリティリスク、代表的な脅威
- 産業向けサイバーセキュリティ国際規格「IEC 62443」の概要
産業分野におけるサイバーセキュリティ対応について知識を得たい方や、課題があるという方はぜひご参加ください。