イーソルは、6月21日~23日にドイツで開催されたembedded world 2022において、最新のマルチカーネルRTOSプラットフォームをベースにしたリアルタイムハイパーバイザー「eMCOS Hypervisor」を中心に、蓄積した技術ノウハウと最新ソリューションを紹介しました。その他、マルチ・メニーコア対応と高い連携性を実現したPOSIX仕様準拠スケーラブルリアルタイムOS「eMCOS POSIX」や、「Autoware/ROS on eMCOS」のデモ展示などを行いました。Autoware/ROS on eMCOSは、AD/ADAS用の唯一のオープンスタンダードなフレームワークで、マルチ・メニーコアデバイス上で安全かつリアルタイムな性能を発揮しています。
イーソルは本イベント内で併催されたカンファレンス"embedded world conference"に参加し、eSOL EuropeのVP of EngineeringであるRolland Dudemaineが「Embedded OS Trends: The Future of Automotive SW Partitioning in Connected and Autonomous Vehicles」をテーマに講演を行いました。講演には多くの来場者の方にご参加いただきました。
ブースでは、弊社のエキスパートが、マルチ・メニーコアシステムで最高レベルの安全性を確保するマルチカーネルRTOSプラットフォームeMCOSについて解説しました。
イーソルブースでは、以下の3つのデモを展示しました。
1. eMCOS Real-Time Hypervisor
- 安心・安全な仮想化
- 卓越したリアルタイム性能
- 柔軟性の高いパーティショニングにより、ミックスド・クリティカルなシステムにも対応
2. eMCOS POSIX for Safe, Service-Oriented HPC
- マルチカーネルによる最高水準の並列性能
- ヘテロジニアスマルチコア、マルチ・メニーコアまでスケラーブルにサポート
- 豊富なPOSIX APIによるポータビリティの向上
3. Autoware/ROS on eMCOS
- AD/ADASで利用可能な唯一のオープンスタンダードフレームワーク
- マルチ・メニーコアで最高レベルの安全性とリアルタイム性能
- 生産プロジェクトでの豊富な実績
イーソルは、1984年からマイクロカーネルRTOSを提供し、2005年からは自動車や産業用アプリケーションで多く利用されているeT-Kernel(TRON T-Kernel Standard API)を提供しています。最新のマルチカーネルRTOSアーキテクチャは、CPUの各コアに独自の軽量なマイクロカーネルを与えています。すべてのマイクロカーネルは、非同期メッセージによって相互に遮断されることなく通信し、IPCレイテンシを可能な限り低減しています。
本イベントで配布した資料を以下よりダウンロードいただけます。