ヨーロッパで最大級の組込み開発技術展示会「Embedded World 2024」〔会期:2024年4月9日(火)~11日(木)〕に出展しました。会期中は多くのお客様にご来場いただき、「Safe and Scalable Real-Time Platform for Software-Defined Embedded Systems」をテーマに、自動車および産業機器市場をターゲットとしたハイパフォーマンスでスケーラブルなリアルタイムOSおよびハイパーバイザプラットフォームをご紹介しました。
展示内容
- eMCOS® POSIX
クリティカルなマルチコア向けに設計された、ハイパフォーマンスなPOSIX準拠のリアルタイムOS - eMCOS Hypervisor®
ミックスド・クリティカルアプリケーションを安全かつセキュアに仮想化する、リアルタイム性を兼ね備えたハイパーバイザ - Autoware/ROS on eMCOS
AutowareとROSをeMCOSをベースに実装。AutowareはOSにオープンソースのLinuxを用いますが、Linuxの代わりにeMCOSを採用することで、商用化に耐えうる高度なリアルタイム性能と信頼性を実現。
動画:Autoware/ROS on eMCOSプラットフォームをデモを交えてご紹介
[ 視聴所要時間:4分17秒(英語) ]
本動画では、自動運転技術の業界標準を目指す国際業界団体「The Autoware Foundation」をゲストに迎え、eMCOS POSIXをベースに、ROS/Autowareと組み合わせた「Autoware/ROS on eMCOS」をデモを交えてご紹介します。量産製品では信頼性、安全性、リアルタイム性が重要です。本デモで実現しているようなリアルタイムOSとの組み合わせにより、量産製品で必要とされる要件をクリアして自動運転を実現することが可能になります。
初公開:NXP社「GoldBox」上で、eMCOS POSIXを動作させるデモ
NXP Semiconductors社製S32G車載ネットワーク・プロセッサ搭載の開発プラットフォーム「GoldBox」上で、eMCOS POSIXを動作させるデモを初公開しました。
eMCOSのソフトウェア開発キット「eMCOS SDK」は、S32G車載ネットワーク・プロセッサに対応しています。これにより、eMCOSをベースとして、車両のサービス指向ゲートウェイ(SoG)、ドメイン制御アプリケーション、高性能プロセシング、および安全でセキュアなアプリケーションを同ボード上でスムーズに開発することが可能になります。
eMCOS SDKは、eMCOS POSIXを中心に、CI/CD対応ツールとランタイムソフトウェアを完全な商用製品として包括的にバンドルしています。これにより、ミックスド・クリティカルな組込みアプリケーションの開発とデプロイの複雑さが軽減され、SDV(Software-Defined Vehicles)の開発で注目を浴びるソフトウェアファクトリを実現する最新の開発環境・開発スタイルに対応できます。