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「eSOL Technology Forum 2026」開催報告

2026/07/23 14:59:59

eSOLは、2026年7月17日(金)、東京コンファレンスセンター・品川にて、プライベートフォーラム「eSOL Technology Forum 2026」を開催しました。

酷暑のなかご来場いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

本記事では、おかげさまで今年も大盛況となった「eSOL Technology Forum 2026」の様子をお届けします。
※eSOL Technology Forum 2026の開催概要はこちら

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<講演>“SDVの最新動向を把握できた” “AIDVへの理解が深まり大変有意義” などの声

今年のテーマは「AIを制するSDxプラットフォーム~OSベンダが解く、AI Defined Vehicleの本質~」でした。弊社の講演に加え、自動車業界を牽引されているキーパーソン3名をゲストスピーカーとしてお招きし、AIを制する先進のSDxプラットフォーム構築戦略について探求するとともに、開発プロセスにおけるAI活用や、E2E DevOps最適化などの観点からフルスタックエンジニアリングに基づく実践的アプローチを議論しました。

 

【eSOL講演①】
AIを制するSDxプラットフォーム
~OSベンダが解く、AI Defined Vehicleの本質~
イーソル株式会社 
代表取締役社長
CEO兼CTO
権藤 正樹
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講演概要 SDVを筆頭としたSDxの流れは、ハイプ・サイクルにおける幻滅期にあり、今後3年ほどで啓発期に向かいつつある。一方、生成AIもピーク期と言える基盤モデルや、黎明期にあるAIエージェント、また一部先行技術は幻滅期にもある。どちらも共通しているのは、今後確実に当たり前化するテクノロジーということである。SDxの根幹は広義のプラットフォーム化であるが、AIのカギとなるデータをコントロールするのもプラットフォームである。本講演では、1)モノづくりの世界で今何が起きようとしているのか、2)SDxにおけるプラットフォームとAIの関係、3)それらが生み出す新たなアプリケーション開発の世界、4)そしてSDxの具現化に不可欠なメカ・エレ・コンピュータを跨いだプラットフォームによるコンカレント開発、について、それらの実現に向けたeSOLの方向性を交えて述べる。

【招待講演①】
「ソフトウェアディファインド」の本質とキーテクノロジー
~SDV時代の「ソフトウェアファースト」によるクルマ開発革新、更にその先のAI Definedへ~
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代表取締役 副社長執行役員 CTO、CISO、知的財産担当
水山 正重 氏

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講演概要 SDVは、自動車の価値と競争の軸をハードウェアからソフトウェアへと転換するゲームチェンジャーである。さらにAIの進化により、その価値は一段と拡大している。本講演では、その本質と駆動要因を整理し、AIDV/SDV時代に必要となるキーテクノロジー、開発革新、そして業界全体の発展を支えるオープンなエコシステムの重要性について、当社の取り組みを交えて紹介する。

【招待講演②】
アセンブリからエージェントへ:歴史が示すソフトウェアの未来
From Assembly to Agents: What History Tells Us About the Future of Software

Red Vest Mindset 創業者 兼 ActBI Inc. 
共同創業者 & CTO
Nikos Michalakis(ニコス ミカラキス) 氏
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講演概要 どの世代のエンジニアも、自分たちはソフトウェアを極めたと思っていた。だが、どの世代も次の抽象化によって置き換えられていった。AIは破壊ではなく、70年続く進化の延長線上にある次の層にすぎない。SW開発コストが1000分の1の世界では、「万人向けの一つのプロダクト」という考えは時代遅れかもしれない。この講演では、そのパターンとそこから見える未来、そしてエージェント時代に今まさに埋める必要があるツールやプロセスの課題を取り上げる。
Every generation of engineers believed they'd mastered software. Every generation got abstracted away. AI follows the same 70-year pattern — not a disruption, but the next layer. When building software costs 1000x less, "one product for everyone" might already be obsolete. This talk is about the pattern, what it predicts, and the critical tooling and process gap the agentic era urgently needs to close.


【eSOL講演②】
プロプライエタリソフトウェアビジネスは死んだのか?
――抽象化の先で、基盤ソフトウェアは誰が責任を引き受けるのか

イーソル株式会社
エンジニアリング本部 統括部長 兼 ビジネスマネジメント本部
プロダクトマネジメント部 プロダクトマネージャー
松本 宗一郎
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講演概要 AIコーディングエージェントの進化により、公開仕様をもとに動くコードを得ることは急速に容易になっている。その結果、リアルタイムOSやHypervisorのような実行基盤だけでなく、従来自前化のハードルが一段高いと見られてきたコンパイラのような開発基盤に対してさえ、「もはや買うものではなく、自分たちで作るものではないか」という期待が生まれつつある。では本当に作れるのか。単に生成することを作ると言うならYesである。しかし、ものづくりは、その瞬間に動くものを生成することだけでは終わらない。ものづくりにおいて本当に重いのは、その後も壊さず説明可能なかたちで維持し続ける責任である。本講演では、設計判断、検証、障害解析、長期保守、責任分界まで含めて、基盤ソフトウェアの価値がどこへと移るのかを考える。

 

【招待講演③】
AIDV/SDVの時代にユーザーは何を考えクルマを選び、何を求めているのか?
~OEMの「らしさ」と、その先のビジネスモデル~
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(COTY)
日本モータースポーツ記者会 事務局長(JMS)
自動車技術会 モータースポーツ部門委員会 アーカイブWG(JSAE)
日本自動車ジャーナリスト協会会員(AJAJ)

高橋 アキラ 氏
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講演概要 自動車ジャーナリストの周辺では、「将来クルマはスマートフォンのようになる」という理解が多く、それが新たな価値を生むと考えられている。また電動化の必要性も理解されているものの、さらにSDV化が進むと「運転する楽しみが薄れる」と懸念する声もある。
人はクルマのどこに魅力を感じるのか?――デザインや触感、乗り心地、サウンド、そして運転する楽しさなど、感覚に訴える要素は極めて重要であり、そのマルチモーダルな領域をAIDV/SDVで底上げしていくのだろう。本講演では、AIDV/SDV時代にOEMが追及する「らしさ」と、ユーザーニーズに乖離はないのかという問いに加えて、従来の製造・販売のビジネスモデルからの脱却についても議論する。

 

【eSOL講演③】
AIDV時代に問われるプラットフォームの力
~価値を作り続ける実行基盤と開発基盤~

イーソル株式会社 ビジネスマネジメント本部
プロダクトマネジメント部 部長
中内 雄大
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講演概要 本講演では、本フォーラムで語られたAIDV/SDVの本質、AIによる開発革新、プラットフォームに求められる責任、そしてユーザー価値の変化を振り返り、今後訪れるAIDVの世界を俯瞰する。その上で、実行基盤・開発基盤の両面からどのようなアプローチが求められるのかを、eSOLの具体的なソリューションも交えながら、皆様とともに考える。

 

<11種類のデモ展示>多くのご来場者様にご覧いただき大盛況

会場ホワイエでは11種類のデモを展示いたしました。各講演の休憩時間やネットワーキングでは多くのお客様で賑わい、活発な情報交換が行われました。

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 <デモ展示一覧>

#1 eSOL AI Mobility Sandbox DSC04597
AIのパワーとスケーラビリティを、ミッションクリティカルなSDxシステムに取り込むには、AIの不確実性のコントロール、つまりハーネスが不可欠です。そして、AIの振る舞いを適切に制御し、論理的な推論と実行を支える車載APIが必要となります。本デモでは、安全な車両制御とスケーラブルなAI UX(User eXperience)を実現するAIエージェントとDVE+Uモデルに基づくサービス/APIの統合ソリューションの実証をお見せしました。


#2 スケーラブル・リアルタイムOSプラットフォーム「eSOL eMCOS®」 DSC04661
「eMCOS」最大の強みはマルチカーネル設計による"安全な高並列処理"と”スケーラビリティ”です。HPC領域からMCU領域、さらにヘテロジニアスマルチコアなど多様化するコア構成をスケーラブルに実現するリアルタイムOSの実行環境をご覧いただきました。


#3 eSOL AUTOSAR Solutions Untitled design (12)
AUTOSARの本当のメリットを具現化する、プラットフォーム開発支援をはじめとしたサービス事例をご紹介しました。製品提供にとどまらない、eSOL AUTOSAR Solutionsを、導入を検討しているお客様および既に導入済みでさらに活用を進めたいお客様へ向けてご提案しました。


#4 産業向けリアルタイム3Dエンジン「eSOL eXRP™」 DSC04651
SDVやAIの進展により、実機開発前にデジタル空間上で設計・検証を行うフロントローディングの重要性が高まっています。「eSOL eXRP」は、リアルタイム3D技術を活用し、シミュレーション・可視化・HMIを統合的に実現する開発基盤です。ブースでは、ROS連携によるデジタルツイン/シミュレーションの活用事例などをご紹介しました。


#5 eSOL ROS Engineering & Product Co-development DSC05111
ROS 2の組込み実装に対応するエンジニアリングサービスを中心に、開発中の商用ソリューションや、最新のNEDOプロジェクト成果を応用した実機の動作デモをご紹介しました。


#6 eSOL RTOS/Linux Dual-OS Industrial Platform DSC04553
eSOLの「eMCOS Hypervisor」とサイバートラスト社製「EMLinux」を組み合わせた統合プラットフォーム、“eSOL RTOS/Linux Dual-OS Industrial Platform”をご紹介しました。制御系と情報系を分離することで、リアルタイム性、セキュリティ、Linuxの柔軟性を両立し、AI時代のロボティクス、産業機器、エッジAI、自律システムへの適用可能性を示しました。


#7 eSOL TRINITY Security Solutions DSC04752 
欧州セキュリティ法規(CRA)の施行が間近に迫り、セキュリティ対応が必須となっています。これに伴い、開発プロセスおよびテスト手法の見直しが求められています。ブースでは、効率的な対応を実現するコンサルティングから、テストを効率化するためのテストプラットフォームをご紹介しました。


#8 KMC Development & Integrated System Analysis Tools 90d30416-818e-4c2e-b492-c709f74aca42
IDE・ツールチェイン・リアルタイムOSが一体となった開発プラットフォーム「SOLID」、今後10年先まで見据えたJTAGデバッガ 「PARTNER-Jet3」に加え、システム全体の計測データを1つの時系列基盤で統合的に解析する新製品のソリューションをご紹介しました。


#9 Infineon RISC-Vマイコン × Synopsys仮想プロトタイプ × eSOLプラットフォーム DSC05070
RISC-Vは次世代アーキテクチャとして注目されています。Infineon社のRISC-Vマイコン上で、eSOL製品の「eMCOS」および「AUBIST」を実装してセンサ入力 → 処理 → 通信 → 可視化の一連のデータフローを実現したソリューションをご紹介しました。


#10 NXP × eSOLで実現する次世代組込みプラットフォーム 41fc27bc-e2a4-427f-9d6d-e6a061e5dc2b
NXP i.MX95上で「eXRP」およびサイバートラスト社製「EMLinux」を連携させたデモと、S32N55向け「eMCOS」移植の静態展示を通じ、高性能かつ拡張性の高い組込みソフトウェア基盤をご紹介しました。


#11 dSPACE × eSOLが提供するSIL・HIL・実機を統合したSDV自動検証環境 DSC05068
SIL・HIL・実機を統合した検証環境により、CI/CT/CDによる自動化とシームレスな環境移行を実現します。共通ソフト構成とBasic Softwareで依存を吸収する、効率的な車載開発・検証環境をご紹介しました。


 

次回「eSOL Technology Forum 2027」にてお待ちしております!

この度は「eSOL Technology Forum 2026」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
ご多忙の中ご来場くださった皆様に、心より感謝申し上げます。

また、今回はご都合が合わずご参加いただけなかった皆様におきましても、来年ぜひお越しいただけますと幸いです。

eSOLはこれからも、ワールドクラスの"Full Stack Engineering"を通して、世界の人々のためのサイバーフィジカル社会の実現に貢献できるよう取り組んでまいります。

次回「eSOL Technology Forum 2027」にて、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
今後ともeSOLを何卒よろしくお願いいたします。



コーポレートコミュニケーション室 E.O

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