ソフトウェア開発の大規模化に伴い、設計品質と最終システムの信頼性を向上させるモデルベース開発(MBD)手法の導入が進み、自動車のECUや航空・宇宙分野など厳格な安全性が要求されるシステム開発では、すでに幅広く活用され大きな効果を上げています。さらにシステムの高度化が進み、性能と電力効率に優れたマルチ・メニーコア技術の導入も進んでいます。
マルチ・メニーコアを活用するためには、ソフトウエアを 「並列化」 する必要があります。しかし、並列性の抽出、並列プログラムの最適なコア割り当て、ならびに安全性とリアルタイム性の保証などのハードルがあり、マルチ・メニーコア環境向けに最適化されたコード生成が難しいという課題があります。
eMBP(Model Based Parallelizer)は、MathWorks社のモデルデザインツール「Simulink」で設計されたモデルを利用し、高信頼・高性能のマルチ・メニーコア環境向け並列コードを自動生成するツールです。
モデル設計ツールとして幅広く利用されているSimulinkとの連携により、製品品質と開発効率を向上させるMBDのメリットを生かしながらソフトウェア並列化の問題をeMBPで解決し、高信頼・高性能なマルチ・メニーコアシステムの効率的な開発を容易にします。
さらに詳しく知りたい方
2021年11月に開催された組込みマルチコアコンソーシアム主催のオンラインイベント「組込みマルチコアサミット2021」においてイーソルは講演を行い、eMBPの製品機能の概要に加え、前年度からの改良機能、さらに今後の展望について説明しました。
好評につき、下記の日程で講演動画の再放送が決定しました。
是非この機会にお申込みください。
■ 組込みマルチコアサミット2021 (講演動画の再放送)
会期 | 2022年2月10日(木) 13:00~17:15 |
開催形式 | オンラインによるWEB開催 |
参加 | 事前登録制(※参加費無料) |
詳細・お申し込み | https://www.esol.co.jp/info/info_536.html |
マーケティング室 S.A