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【センシングソリューション導入事例】危険な雨量や水位を通知し、人々を悲劇から守るシステム「サキモリ」にソーラーキュービクルが採用

2021/12/15 10:00:00

イーソルは組込み技術の応用製品として、冷凍倉庫や食肉加工場、粉塵が舞う施設や、屋外での物流・流通現場向けに、優れた耐環境性能を発揮する製品・システムを提供しています。これらの耐環境技術を更に応用して開発したIoT環境モニタリングシステムは、農業、防災・減災インフラの各分野で採用が進んでいます。

NPO法人 土砂災害防止広報センター様(以下、土砂災害防止広報センター)は、国内で発生する自然災害における事故防止や早期避難の重要性の啓発などに取り組まれているNPO法人です。

土砂災害・洪水氾濫災害予防システム「サキモリ」の研究プロジェクトにキューブ型ソーラー発電蓄電装置「ソーラーキュービクル」を採用いただ経緯や使用感について、理事長の山本賢一郎氏(以下、山本氏)にインタビューさせていただきました。

水害が多発する広島県に、早期避難を促すシステムを

国内で水害および土砂災害で亡くなられた方の大半が「逃げ遅れ」であったとされています。土砂災害防止広報センターは、災害時において地域住民に早期避難を促すため、「雨量を知らせること」で危機感を喚起することが肝心だと考えていました。

そこで、水害が多発する広島県に、早期避難を促すシステムを導入する取り組みとして「サキモリ」の研究プロジェクトが開始されました。

「サキモリ」は、雨量や河川の水位をセンサーで検知してクラウドサーバにデータ収集し、そのデータが避難すべき値になった際には、地域住民に対してインターネット経由で速やかにアラートする土砂災害洪水氾濫災害予防システムです。地域住民は自分のPCやスマートフォン、携帯電話から、サキモリから発信される雨量や近隣河川の水位情報をチェックでき、避難すべきタイミングを逃さなくて済みます。

サキモリのベストパートナー「ソーラーキュービクル」

土砂災害危険区域に災害予防システムを設置する要件として、起伏が激しい土地や、土石流危険渓流でも容易に設置できること、スタンドアローンで機能する無線設備、十分に電源を供給するための仕組みが必要でした。また、過酷な自然環境に長期にわたりさらされることになるため、設備が「丈夫で長持ちする」ことも重要な要件でした。

それらの要件の中、イーソルのキューブ型ソーラー発電蓄電装置「ソーラーキュービクル」は、非常にマッチしたものとして採用いただきました。

【ソーラーキュービクル採用の決め手と効果】
・ソーラーキュービクルを現地に設置する際の工事は、1日もかからなかった

・採用後3年たった今でも、故障や不具合が一度も出ていない
・五面がソーラーパネルで覆われているため蓄電効率が高い
・災害時の避難所での緊急用電源として防災面での副次的な利用が可能

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山本氏はインタビューでこのようにおっしゃっています。

「当法人の開発したサキモリのビジョンがあります。大胆なキャッチフレーズをつけまして『一家に一台雨量計』というのが出来れば、世の中も防災の社会が構築できると考えています。そのためには、安価で、小型で、設置が簡単、ということが条件として考えています。その際に、今後とも御社の良きサービスを享受しながら、ソーラーキュービクルの開発にお互いに協力し合いながら進めていければと、期待を大きく持っています。」

本記事の全文・インタビュー動画はこちらからご覧いただけます

イーソルの防災・減災ソリューション

イーソルの防災・減災ソリューションは、専門業者による工事が不要で、5面がソーラーパネルで覆われているため太陽光の向きを気にする必要がなく、簡単に設置が可能なキューブ型の発電蓄電装置を始め、カメラユニットとの一体型製品の販売をおこなっています。

雨量計や水位計など各種センサー機器や災害予防システムとの連携実績があるため、お客様の接続したい機器やご要望の仕様に合わせてカスタマイズが可能、「サキモリ」を始め、購入後すぐに利用可能なシステムのご紹介もいたします。

防災・減災ソリューションのWebページは下記よりご覧いただけます。各種資料のダウンロード、ソリューションに関するお問い合わせのご案内をしています。

 
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